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聖書に関する情報サイト

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4月 27 2016

はじめて読む人のための聖書ガイド 聖書の入門書1

聖書を読もうと思っても、どこから読むのか、どうやって読むのか、悩んでしまいます。
もちろん、思うがままに読むという方法もありますが、その中身をより知りたいと思ったらガイドを探すのが近道でしょう。
しかし、「聖書入門」と検索しても本や記事がたくさん出てきてどれがよいのか分かりません。また、そのレベルや対象も様々です。
『はじめて読む人のための聖書ガイド―聖書新共同訳準拠』は書店で『新共同訳聖書』と並べて置いてあることが多い本です。
薄い本ですが、聖書の各書簡について簡潔に分かりやすく記されています。
聖書について全く知らない人には聖書と共に購入する一冊としておすすめできます。

Written by J-Bible · Categorized: Bible, Guide · Tagged: Bible, Guide

10月 23 2015

岩波訳聖書 日本語訳聖書の種類 6

岩波訳聖書 旧約聖書翻訳委員会、新約聖書翻訳委員会 2004年

岩波訳という場合、二つの可能性があります。
一つは関根正雄と塚本虎二によって翻訳されたものです。これは岩波文庫に収録され、「岩波文庫訳聖書」ともいわれています。また、完訳はされていません。
もう一つは旧約聖書翻訳委員会と新約聖書翻訳委員会によって翻訳され、岩波書店から出版されたものです。現在、「岩波訳聖書」という場合、こちらを指すでしょう。
岩波訳聖書は、注や解説が付く分冊で1995年から出版されました。2004年までそれぞれの分冊ごとに翻訳出版されています。その後、2004年に『旧約聖書Ⅰ 律法』、『新約聖書』、2005年に『旧約聖書Ⅱ歴史書』、『旧約聖書Ⅲ 預言書』、『旧約聖書Ⅳ 諸書』がそれぞれ合本化され出版されました。
特徴としては、各書簡ごとに担当者が明記され、注や解説が付いていることがあげられます。しかし合本に際して、削られてしまった部分もあります。また全体としては、教派的統一はなく、学問性強調しています。しかし、『新共同訳聖書』、『口語訳聖書』、『文語訳聖書』、『フランシスコ会訳聖書』はそれぞれに特徴はあるものの、学問的に低い水準とは言えません。それぞれの特徴を踏まえて並行して見るのがよいでしょう。また、岩波訳聖書は、各書簡ごとに翻訳の水準の差や意訳の度合いなどばらつきもあります。

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10月 22 2015

フランシスコ会訳聖書 日本語訳聖書の種類 5

フランシスコ会訳聖書(『聖書 原文校訂による口語訳』) フランシスコ会聖書研究所 2002年

フランシスコ会聖書研究所による翻訳です。1955年にカトリック公認の日本語訳聖書を作ることが決められ、1956年にはフランシスコ会の聖書研究所が翻訳事業を開始しました。
フランシスコ会訳聖書は旧約聖書から発行され始め、分冊で出版されることになりす。まず『創世記』が1958年に出版され、新約聖書の方は1962年に『マルコによる福音書』が発行されました。その後翻訳が続き、2002年に『エレミア書』の刊行をもってすべての翻訳が完了しています。そして、2011年には旧新約聖書全巻を合本にしたものが出版されました。それ以前にも合本はありましたが、一冊になるまでに50年以上の年月が必要となったのです。
このフランシスコ会訳聖書の特徴は、注や解説がついていることです。これはエルサレム聖書の影響が強いと言えるでしょう。その注や解説の質は高く、注解書の水準に達しているとさえ言われます。しかし、合本に際して、注や解説が多くが削られてしまいました。丁寧な注や解説を求める場合はそれぞれの分冊を見るしかありませんが、一冊の合本の扱いやすさも捨てがたいでしょう。どちらにしても、日本語訳聖書の中で優れた訳の一つであることには変わりません。合本は『聖書 原文校訂による口語訳』として出版されています。

Written by J-Bible · Categorized: Bible · Tagged: Bible

10月 21 2015

文語訳聖書 日本語訳聖書の種類 4

文語訳聖書 日本聖書協会 1917年

文語訳聖書は現在でも根強い人気をもつ翻訳であるでしょう。また、日本文学への影響も指摘されており、文化的貢献も高い翻訳です。なお現在、日本聖書協会から『文語訳聖書』として販売されているものは、一般的に明治訳と呼ばれる旧約聖書の翻訳と大正訳と呼ばれる新約聖書の翻訳を合わせたもです。
明治訳は、ヘボン、ブラウン、グリーンなどの宣教師が1972年に委員会(翻訳委員社中)を作り翻訳が進められました。委員会の編成からも分かりますが、この出版事業は英米聖書協会に依存していたため宣教師中心の翻訳となっています。また助手として奥野昌綱、松山高吉、高橋五郎の三人に代表される日本人が協力していたようです。そして、新約聖書が訳されました。旧約聖書の翻訳に関しては松山高吉、植村正久、井深梶之助の三人が正規の委員になっています。しかし一年もたたずに解散しているので、全体としての翻訳の責任は宣教師にあると言われています。また、明治訳が完成する前の1878年にはすでに改訳の必要が指摘され、1910年には改訳に着手しています。宣教師四人、日本人四人の計八人で委員会が組織されました。なお、発行は英米聖書協会でした。そして、1917年に新約聖書が発行され、これが大正訳とよばれています。また、明治訳と大正訳は共に英語訳聖書(Revised Version)の影響が多分にあり、ほぼ重訳とさえ言ってよいとものとなっています。

Written by J-Bible · Categorized: Bible · Tagged: Bible

10月 20 2015

新改訳聖書 日本語訳聖書の種類 3

新改訳聖書 日本聖書刊行会 1970年

日本聖書協会の『新共同訳聖書』や『口語訳聖書』の次ぐらいに日本でよく用いられる翻訳です。1970年に初版、1978年に第二版、2003年に第三版が刊行されています。発行者は日本聖書刊行会、発行所はいのちのことば社となっています。この日本聖書刊行会は『新共同訳聖書』を出している「日本聖書協会」とは全くの別組織です。
新改訳聖書は、批判的な学問の成果を繁栄した口語訳聖書などの訳を受け容れることができない人々やそれに近い傾向の人々が自分たち用の「聖書」を持とうとする背景の下に翻訳されたものです。そのため、原理主義的であるとか護教的すぎるなどと評され、学者の中には新改訳聖書について言及する価値がないと酷評されることもあります。しかし、『新共同訳聖書』や『口語訳聖書』と同様に日本で広く用いられている翻訳であることも事実です。また、この新改訳聖書の翻訳を用いたキリスト教グッズも流通しており、目にする機会が多いかもしれません。

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